タロットの丸暗記は今日で卒業!“感じる心”で始める直感リーディング入門

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タロットの丸暗記は今日で卒業!“感じる心”で始める直感リーディング入門 占い
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著者:Kaori
タロット講師 / “感じる”タロットリーディング専門家

私もタロット学習を始めた頃、「78枚のカードの意味を覚えられない…」と挫折しかけた一人です。多くの生徒さんが同じ“丸暗記の壁”の前で立ち尽くす姿を見てきました。この記事では、あなたの才能がないのではなく、学習の地図が少し違っていただけなのだということをお伝えします。もっと楽しくて、あなたらしい道へご案内します。


「タロットカード78枚の意味、覚えられなくて挫折しそう…」そんな風に感じていませんか?かつての私も同じでした。でも、ご安心ください。この記事では、タロットは記憶力テストではないこと、そして、暗記の苦しみからあなたを解放する「直感的リーディング」という、もっと楽しくて自由な方法があることをお伝えします。この記事を読み終える頃には、あなたもきっと、カードと“おしゃべり”するような感覚で、タロットともう一度向き合えるようになっているはずです。

「私には才能ないかも…」タロット学習で誰もがぶつかる“丸暗記の壁”の正体

タロット学習を始めたばかりの方から、「逆位置の意味が全く覚えられません。どうしたらいいですか?」というご質問を本当によくいただきます。もしあなたが今まさにそう感じているなら、まずお伝えしたいのは、「あなたは一人ではない」ということです。その悩みは、タロットを志すほとんどの人が通る道なのです。

実は、キーワードを完璧に覚えようとすればするほど、カードが持つ豊かな物語が色褪せ、ただの無機質な記号に見えてしまうという「学習者のジレ​​ンマ」に陥りがちです。私自身も、解説書とカードを交互に睨みつけ、キーワードを思い出せない自分を責めては、タロットに触れるのが嫌になってしまった時期がありました。この「覚えられないのは自分のせいだ」という感覚こそが、“丸暗記の壁”の正体であり、あなたの才能とは全く関係のない、学習方法の問題なのです。

答えは本の中にない。“感じる心”が最強の教科書になる3つの理由

では、どうすればその壁を乗り越えられるのでしょうか。結論から言うと、「丸暗記」というアプローチを手放し、あなたの「直感的リーディング」の力を信じることです。この二つは対立・代替の関係にあり、丸暗記という旧来的なアプローチは、あなたの直感的リーディングの成長をむしろ阻害してしまうことさえあります。

なぜなら、タロット占いの本質は、単語を繋ぎ合わせる作業ではなく、カードの絵柄から物語を読み解くことにあるからです。あなたの「感じる心」が最強の教科書になる理由は3つあります。

  1. キーワードは「点」、物語は「線」: キーワードはあくまで解釈のヒントという「点」に過ぎません。実際の鑑定では、複数のカードを「線」として繋ぎ、相談内容に合わせた一つの物語を紡ぐ力が必要です。丸暗記に頼ると、この「線」で考える力が育ちにくくなります。
  2. 答えは全て絵の中にある: タロットカードの絵柄には、人物の表情、背景、色、象徴的なアイテムなど、無数の情報が描き込まれています。この絵柄の解釈こそが、直感的リーディングを可能にするための具体的な手段であり、あなただけのオリジナルな解釈を生み出す源泉となります。
  3. あなたの感情が羅針盤になる: 同じカードを見ても、その時々で感じることは違います。「なんだか悲しそう」「希望に満ちている」といったあなたの素直な感情こそが、リーディングの最も信頼できる羅針盤になるのです。

今日からできる!暗記に頼らずタロットと仲良くなる“再入門”3ステップ

「直感が大事なのは分かったけど、具体的に何をすれば?」と感じるかもしれません。ご安心ください。ここでは、あなたが今日からすぐに始められる、具体的でハードルの低い「再入門」のための3ステップをご紹介します。このステップの核心は、「ワンオラクル(1枚引き)」と「ジャーナリング(記録)」をセットで実践することです。この二つは協調して機能し、あなたの直感力を効果的に育ててくれます。

Step1: 今日のテーマを決める
まず、ノートを開き、日付と簡単なテーマを書きます。「今日の私へのアドバイスは?」「この仕事で大切なことは?」など、大きな質問である必要はありません。自分自身についての、ささやかな問いで十分です。

Step2: 1枚引いて、5分間じっと絵を眺める
カードをシャッフルし、1枚だけ引きます。そして、解説書を開く前に、ただ5分間、そのカードの絵をじっと眺めてみてください。人物の目線はどこを向いていますか?背景には何が描かれていますか?何色がいちばん印象的ですか?正解を探すのではなく、ただ絵の中を散歩するような気持ちで観察します。

Step3: 感じたことを3行だけノートに書く
5分経ったら、絵を見て感じたこと、思い浮かんだことを、たった3行でいいのでノートに書き留めてみましょう。「寂しそうだけど、芯は強そう」「新しい始まりの予感がする」など、どんなに拙い言葉でも構いません。大切なのは、キーワードを思い出すことではなく、あなたの心から出てきた言葉を記録することです。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: ジャーナリングは、完璧を目指さず「続けること」が何よりも大切です。

なぜなら、この習慣は多くの人が「うまく書けない」と感じて三日坊主になりがちだからです。しかし、このジャーナリングの目的は美しい文章を書くことではありません。カードを見て感じた「第一印象」を捕まえる訓練なのです。たとえ単語一つでも、書き続けることで、あなたの直感は確実に磨かれていきます。

(ここに、実際にノートにタロットカードを置き、その横に「新しい始まりの予感」「少し不安そうだけど、希望の光が見える」といった手書きのメモが書かれている様子の写真が入る)

この3ステップを毎日繰り返すことで、あなたは解説書に頼ることなく、自分だけの「心のキーワード集」を育てていくことができます。

タロット学習のよくある質問(FAQ)

Q1. 本当に全く何も覚えなくていいのですか?

A1. はい、最初は何も覚えようとしなくて大丈夫です。ただし、学習が進んでタロットがもっと楽しくなってきたら、大アルカナ22枚が持つ「愚者の旅」という大きな物語の流れを、小説を読むような感覚で掴んでおくと、リーディングに一層の深みが出ます。キーワードではなく、物語として理解するのがコツです。

Q2. それでも、逆位置が出ると意味が分からず混乱してしまいます。

A2. 逆位置は「カードのエネルギーがスムーズに出ていない状態」と捉えてみてください。「停滞」「過剰」「不足」など、絵柄のテーマが少しストレートには機能していない、とイメージするだけで十分です。例えば「太陽」の逆位置なら、「素晴らしいエネルギーがあるのに、雲に隠れて少し輝きが弱まっている」といった具合です。

Q3. 初心者におすすめのタロットカードはありますか?

A3. 最もおすすめなのは、多くの解説書で基準とされている「ライダー・ウェイト版」です。この記事で解説した「絵柄の解釈」がしやすいように、人物や象徴が豊かに描かれているのが特徴です。まずは、ご自身が「絵柄が好き」と心から思えるカードを選ぶのが、楽しく続ける一番の秘訣です。


まとめ:あなたの心が、最高のガイドです

この記事では、タロット学習における「丸暗記の壁」から抜け出し、あなたの「感じる心」を羅針盤にする「直感的リーディング」への扉を開く方法をお伝えしてきました。

もう、78枚のカードの意味を思い出せない自分を責める必要はありません。タロットは記憶力を試すテストではなく、あなた自身の内なる声と対話し、感じる力を育てるための素晴らしいツールです。

プレッシャーを手放し、今日から1枚のカードとの対話を始めてみましょう。あなたの心の中に眠る「感じる力」を信じてください。それこそが、あなただけの素晴らしいリーディングへの扉を開く、唯一無二の鍵なのです。

さあ、あなたのタロットカードを手に取って、今日のあなた自身について尋ねてみましょう。そして、感じたことを、あなたのノートの最初の1ページに書き留めてみてください。


[参考文献リスト]

  • Lani, 「タロット占いは覚えてはいけない!魂の声で読む方法やNGなこと」, https://lani.co.jp/tarot-uranai-oboeteha-ikenai
  • andGIRL, 「タロット占いで覚えてはいけないことや占ってはいけないこととは?」, https://www.andco.group/womanlife/tarotto-oboetehaikenai/
  • 資格のいろは, 「タロット占いでやってはいけないNGなこと│スキルアップのコツも」, https://www.sikaku-no-iroha.co.jp/general-topic/for-women/tarot

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